2019年４月9日に花まつり「笑桜会」をお勤めしました。

「お寺に足を運んで、柔らかなる笑顔をいただいて帰ってもらいたい。」そんな願いをもって始めたのが「笑桜会（わらおうかい）」です。

法要が始まると、この日始業式を迎える幼稚園児が散華（さんげ）し、これから幼稚園での一年が始まることに感謝をして合掌します。緊張した面持ちで慣れない合掌をする園児の姿を参詣の皆様が微笑ましく見守ってくださいます。 法要では御経に引き続いて皆様で正信偈をお勤めします。

みんなでお勤めすればちょっと間違えたって大丈夫。大きな声を出してお勤めすれば自然と元気になります。

法要に続いて、漫才の時間です。昨年に引き続き坊さん漫才「えしんりょう」にお越し頂きました。

お寺をもっと身近に感じてほしいと、楽しい法話を目指して結成されたお坊さんのコンビです。さすが結成四年を迎え、皆さんの笑い声の絶えない漫才は、やっぱり生で見るのが一番です。後半にはフリートークの時間もあり、参詣者の悩みを聞きながら、笑いを交えてお答えくださいました。

「主人の介護をしていてどうしても怒れてきてしまうのですが、どうしたらいいですか？」とか「お参りに来るお寺さんともっとおしゃべりがしたい。」といった率直な悩みや素朴な質問ができるのは、漫才を経てお坊さんとしての敷居がとても低いことを感じられました。 漫才の後には、お斎（食事）です。手作りの美味しい助六をいただきます。よく声を出し て、よく笑った後にみんなで食べるお斎はやっぱり格別でした。

※散華…仏さまの世界を表現するために堂内 に葩（はなびら）を撒くことです。