REPORT活動報告

西福寺で実施すること、実施したことを随時掲載しています。是非御覧ください。

ARCHIVE

優雅なオペラで感動しました! ~西福寺で聞くライブ~

_DSC0633

2017年10月29日(日)、西福寺で聞くライブ×イタリア「魅惑のオペラコンサート」を開催しました。

西福寺で聞くライブとしては3回目の開催です。

台風が近づく悪天候にも関わらず、60名以上の多くのみなさんにご来場いただきました。

 

_DSC0542

 

お寺でオペラというとミスマッチなように感じる方もいるかもしれませんが、天井の高い本堂では音の響きもよく、金色のお飾りがオペラの雰囲気にも合い、非日常的な空間でのいいコンサートになりました。

出演者には、テノールの酒向隆憲さん、ソプラノの安立優美さん、ピアノ奏者に葭田美香さんに演奏していただきました。

 

『乾杯の歌』(歌劇「椿姫」より)から始まり、

 

それぞれソロで

『私を泣かせてください』(「リナルド」より)

『帰れソレントへ』

『ハバネラ』(「カルメン」より)

 

第一部の最後には、

『おぉアディーナ、一言だけ』(「愛の妙薬」より)を歌っていただきました。

_DSC0605

 

休憩には、香りのいい紅茶とともに、イタリアのお菓子で「バッチ ディ ダーマ」と「ブルッティマ  ブオーニ」を出演者からと門徒の鬼頭さんから「茶巾しぼり」をいただき、振る舞いました。

「バッチ ディ ダーマ」は、日本語にすると「貴婦人の口づけ」という意味でイタリアの北西部 ピエモンテ州の郷土菓子で、「ブルッティマ  ブオーニ」は「見た目は悪いけれど、美味しい」という意味のお菓子だそうです。

 

 

 

第二部は、

『サンタルチア』、『勿忘草』、『間奏曲』(カヴァレリア・ルスティカーナより)を、また、聞き馴染みのある『千の風になって』、『赤とんぼ』、『ふるさと』と日本の歌も歌っていただき、参加者も一緒に楽しめました。

 

最後には、オペラの代表的な曲として『オーソレミオ』を演奏して終了したましたが、みなさんからのアンコールで『乾杯の歌』を演奏してもらい、大盛況で閉会しました。

_DSC0692

 

 

今回の西福寺で聞くライブも不思議なご縁から、開催の運びとなりました。

今後も西福寺の関係のみなさんや地域のみなさんに楽しんでいただけるよう、継続していきたいと思いますので、次回も楽しみにしてください。

 

_DSC0717

 

 

 

 

2017年度 秋季永代経法要が勤まりました!

_DSC9508

2017年9月28日(木)に2017年度秋季永代経法要が勤まりました。

今回も天候が不安定の中、たいさんのご参詣をいただきました。

 


法話は毎年秋の永代経にご講師としてお招きしている愛西市専随寺の石原和久さんです。

永代経法要の意義を歎異抄のことばを引用してお話いただきました。

++++++++++++

 

「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万のこと皆もってそらごと・たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」

 

++++++++++++

<現代語訳>

私たちは煩悩をことごとく具えている凡夫であり、この世の中はまるで火のついた家のように危険に満ち、変化して止まない無常の世界。こうした無常の世の中を煩悩を抱えながら生きる凡夫のいとなみは、あらゆることが、みなことごとくうそやいつわり、中身のないものものばかりで、真実のことは何一つありません。ただ本願の念仏だけが、永遠に変わることのない真実である。

 

「そらごと」「たわごと」とは、「空言」「戯言」と書き、うそやいつわりの言葉、中身のない言葉という意味です。

ですので、「世間には、うそやいつわりの言葉、中身のない言葉ばかりで、まことの言葉はないのですが、しかしただ一つ、念仏のみがまこと(真実)の言葉なのです」と親鸞は言っています。

 

「南無阿弥陀仏」の念仏は、迷いの中に生きる自分の姿を照らし、生きる道筋を指し示してくれる言葉です。

 

「永代経」とは、永代にわたって、読経というかたちで仏さまの言葉(教え)に、私と私に続く縁のある人たちが出遇い続けていく仏事です。それは私に先立って人生を歩み、人生を終えていかれた大切な方々の「死」をご縁にして、その「南無阿弥陀仏」の念仏に出遇い、私のいのちをいただくのです。